
こんにちは。子丑のくり坊です。
会社で、学校で、家庭で…
なぜかいつもイライラしてしまう。
そんな毎日を送っていませんか?
もし、そんな日常を過ごしているとしたら…
一度この本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
ジャンル/カテゴリ
文芸/自己啓発
本タイトル/出版社
『 ソバニイルヨ』(幻冬舎)
著者
喜多川 泰
あらまし

隼人は勉強嫌いで、周りからどう思われているかばかりを気にしている中学生。
ある日、自分の部屋に入ると、そこに奇妙な物体が置かれていた。
それは、仕事の都合で長期間不在になる父親が隼人のために作ったロボット・ユージだった。
ユージは隼人にアイを伝えるために生まれてきたのだという。
しかし隼人は、ヘンテコな張りぼてロボット・ユージを受け入れることができない。
やがて些細なことが原因で仲間内で孤立するようになった隼人は、少しずつユージと心を通わせていくことに。
果たして、ユージは隼人にアイを伝えることができるのでしょうか…
読後の感想

喜多川 泰の著書はどれも心にささる良い作品です。
まだ全作品を読んだワケではないですけど、これまで読んだどの作品も心を揺さぶられます。
著者の作品を読んでいると、いつも主人公と私自身がシンクロしてしまうんですよねー。
まるで私が作品の主人公であるかのように、作中での問いかけに対して、過去の出来事や、自分が普段とっている行動や考え方などを振り返ってしまいます。
そして自分の心と対話しながら読み進めていくことになるんですよ。
自己啓発本だから読み方としては、それで正しいのだと思います。
さて、
この『ソバニイルヨ』は私の心に大きな影響を与えてくれました。
私も会社や家庭でよくイライラしていて、結構なストレスを感じてましたから。

なぜイライラするのでしょうか?
- 暑いから?
- 忙しいから?
- 時間追われているから?
- 自分の思いどおりにいかないから?
- 相手に自分に対する気遣いがないから?
- 言葉や気持ちがうまく伝わらないから?
などなど、色々浮かびますけどねー。
根本的な原因てなんなんですかね?


じつは、この作品を読んでイライラの原因についてハッとさせられました。
『自分ならこうする』という思い。それが無意識のうちに、『その通りに動け』という相手への期待になる。
喜多川泰 著 ソバニイルヨ
イライラの原因…相手に期待をしているから。
確かに私も、同僚や家族に『なぜこうしてくれないんだろう』とか『こうして欲しいのに』とか『私ならこうするのに』って常々思ってるじゃないですか!
それに…
自分が期待しているようには人は動いてくれないし、逆に私も相手から期待されているようには動いていないはずです。



なぜなら、よく妻に叱られてるから…(^_^;)



なんで〇〇してないの!
△△してっていってるでしょ!
てね!
人って一日のうちに、いろんな相手に対して無意識に期待をしているんだなってことに気づかされました。
自分の一日の幸せは、誰かによって作り出すモノデハナク、誰にも頼らず自分で作り出すモノダ
喜多川泰 著 ソバニイルヨ
この本を読んだあとから、私は『人に何も期待をしない』ことを出来るだけ心がけるようにしています。
そうすると、イライラが減って気持ち的にすごく楽な1日を過ごすことができるんですよ。
そして、さらに良いことが!
相手に対して何も期待していない分、相手が何かをしてくれたときに「ありがたいな」って思うようになりました!
イライラから開放され、さらに感謝する気持ちがもてるなんて、すばらしいことですね!
それ以外にもこの作品では、ユージの助言で少しずつ成長していく隼人を通して様々なことを教えてくれます。
そして…
私が本当に泣いた感動のラスト!
私とこの感動を共有してみませんか?
主な同一著者作品
運転者 未来を変える過去からの使者 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
君と会えたから…… (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
賢者の書 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ライフトラベラー 人生の旅人 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
おわりに
私がこれまで読んだ喜多川 泰の著書の中で、この『ソバニイルヨ』が1番好きな作品です。
もちろん、今後さらに他の著者作品を読んでいくうちに順位が入れ替わるかもしれないけど…ね!(^_^;)


” すべての本は、束の間の本と生涯の本の2種類に分けられる。”
ジョン ラスキン( 美術評論家 1819~1900 )


お付き合いいただき、ありがとうございました!
今回紹介した本