はじめに
少しだけ昔ばなし。
20代のころ鹿児島で勤めていた私は、勤めていた会社を辞め、そのままバックパッカーとなってフェリーに乗込み沖縄へと向かいました。
沖縄本島から八重山諸島を1人でブラブラと巡っていた私。
八重山諸島の1つ竹富島に行ったときのこと。
そこである光景を目のしたのです。

あれは陽射しが燦々と降りそそぐ、よく晴れた日。
白い砂の道と、珊瑚の石垣に囲まれた赤瓦屋根の家。
沖縄の伝統的な街並みの一角で20代くらいの男性が店先でイスに座り三線を弾いていました。
そのすぐ隣で、やはり同年代くらいの若い女性がその演奏を聴いている…
先ほど私がお昼を食べに入った食堂の女性だ。
オフシーズンなのかお客は私1人だったから、おそらく暇なのだろう。
昔ながらの沖縄の原風景と三線のやさしい音色、寄り添う若い2人の姿がとても絵になっていて素敵な情景でした。
何かとすぐに感化されてしまう私は「三線の音色っていいな。弾いてみたいなぁ」と思ったのですが、1人旅の最中でお金もなかったので、三線を買うのをあきらめたのです。
今から25年前の話です。
そして
世の中は益々便利になり、ネットで簡単にモノが手に入るようになりました。
7年ほど前、桐谷健太さんが三線で弾き語りをする『海の声』がヒット。
私の『三線が欲しい病』が再発してしまい、ネットで安物の三線セットをポチりました。
2度ほど納涼祭で使用しましたが、それからはホコリを被ったまま。
今でも三線の音色には心が癒されますし、大好きです。
このままにしておくのはもったいない…
なので
今後の楽しみの1つとしてもう1度練習してみようかと思った次第です。
それに
経験上、三線は楽器の中でも上達しやすい楽器だと思います。
楽器初心者に優しい楽器ですから、よかったらみなさんも一緒にどうですか?
三線とは

三線とは沖縄の三味線のことです。
三味線と聞くと猫皮(四つ皮)、犬皮を貼っているものを想像しますが、三線は蛇皮(ニシキヘビ)を使用しています。
私の三線は安物なので本物の蛇皮ではなく蛇柄をプリントした人工皮です。
本物の皮と違いメンテナンスをしなくてもいいので、とても楽ちんなんですよ。
音色は本張り(本皮1枚張り)の三線に比べ甲高い音がします。
さいごに
今後、不定期になると思いますが、三線についての投稿もしていこうと思います。
できれば実際の音色なども投稿できればと考えています。
まだ、どのようなものになるのか分からないですけど…
それでは、次の『三線を始めよう!』で会いしましょう!

お付き合いいただき、ありがとうございました!