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金沢城公園に行ってみた。金沢城は石垣が面白い⁉石垣の博物館《 石川門編 》

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2022年10月2日()快晴。

今回は久しぶりに妻と石川県金沢市に行ったときの話です。

その日は「夏が戻って来たのか~!」と思うくらいの暑い1日でした。

「天気もいいし兼六園でウォーキングを兼ねた観光をしよう!」

ということになり

妻の運転で一路金沢へ。

お休みの日など妻がいるときは基本的に私は車の運転をしません。

子丑のくり坊

まさに亭主関白ですな…

いいえ。
自分で運転した方が気持ちが楽なので!

子丑のくり坊

信用ないよねー

酔いたくないだけです

子丑のくり坊

そんなにヒドイ運転かなぁ?

私としては運転してもらった方が楽ちんだからいいけどねー (^^♪

兼六園のすぐそばの駐車場に車を止め、駐車場の管理人さん(?)から『金沢城・兼六園ガイドマップ』なるものを手渡される。

管理人らしき人が親切に現在地と兼六園への入口を教えてくれましたが、説明がやや早口だったことと、元来テキトーでボケっとした性格の私はよく理解しないままその管理人さんにお礼を述べて駐車場を後にしました。

地図を眺めながら「今どこにいるんだ?」と、思いつつ歩みを進める私たち。

とりあえず

今、早急に向かわないといけないのはトイレだ!

目次

まずは金沢城公園に行ってみよう!

ガイドマップにアレがない!…そう、私は浦島太郎

トイレの前で妻を待ちつつ、先ほど貰ったマップをじっくり眺める。

マップと周りの景色の感じから現在地はわかったんだけど…

マップを眺めながら私の中にある疑問が…

金沢城公園のこの場所って金沢大学だったよね?

マップには金沢大学が描かれていない。

30年ほど前、金沢大学が某大学の受験会場になっていて、現在金沢城公園となっているこの場所に受験をしに来たことがあるんだけどな…??

確か…

石川門を抜けるとすぐに大学の学舎が建っていたという記憶があるんだけど。

子丑のくり坊

あの時、間違いなく石川門をくぐったはず

よくわからないが、金沢城公園に行ってみればわかるよね?

と、いうことで…

私の心は兼六園から金沢城公園に向いてしまいました。

そろそろお昼なので先ずは腹ごしらえをしてからということに。

兼六園の桂坂口の手前、茶店通りにあるお店で昼食をとることにしました。

この後、公園内にある『鶴の丸休憩館』という施設に入館してわかったことなのですが、1995年に金沢大学は角間に移転していました。

どうやら私は浦島太郎だったようです (>_<) 乙ちゃーん!

重要文化財 石川門をめざす

金沢城公園 石川橋
金沢城公園 石川橋 正面には重要文化財の石川門

お昼をいただきいよいよ金沢城公園へ。

金沢城公園をグルっと囲っている『お堀通り』という名の道路上に架かる石川橋を渡ると先ず正面に見えてくるのが重要文化財・石川門。

金沢城の搦手門からめてもん(裏門)になります。

子丑のくり坊

てっきりこの石川門が大手門おおてもん(正門)だとばかり思っていました!

ちなみに、金沢大学があった時は石川門が大学の正門でした (^_-)-☆

城壁や城門が近づいてくると心がワクワクしてきます♪

石川櫓と石川門
石川櫓と石川門

石川門は枡形虎口ますがたこぐちと呼ばれる構造になっている建築物で、一の門の高麗門こうらいもん、二の門の櫓門やぐらもんそして続櫓つづきやぐらと二層二階建ての石川櫓で構成されています。

子丑のくり坊

おぉ!
やっぱりお城ってカッコイイなー!

石川門の石垣は面白い

石川橋を渡って最初にくぐるのが高麗門となっている一の門。

重要文化財 石川門(一の門)
重要文化財 石川門(一の門)

高麗門というのは日本での門様式のひとつです。

2本の鏡柱の上に冠木かぶらぎを渡し切妻屋根きりつまやねをかぶせ、内側に立てた控柱と鏡柱との間にも小さな切妻屋根をかぶせたものをいいます。

子丑のくり坊

お寺の総門などでも見られる形式ですよね。

そして

一の門をくぐると正面にドーンと石垣と続櫓が現れます。

石川門(一の門から入って正面の石垣)
石川門(一の門から入って正面の石垣)

おぉ!四角く成形された石が綺麗に積み上げられていますね~ (^^♪

これは切石積きりいしづ、または切込きりこみハギといわれる石垣の積み方だそうですよ。

「金沢城の石垣は綺麗に仕上げているなー!」と思ってみていると、何やら違和感が…

「左側の石垣を見ると石垣の見た目が違うのじゃが?」

石川門(一の門から入って左側の石垣)
石川門(一の門から入って左側の石垣)

こちらの石垣の積み方は粗加工石積あらかこういしづ、または打込ハギといわれるものだそうです。

「これはいかがしたことじゃ⁉」と、やや混乱してしまう私。

説明の書かれた立て札によれば、どうやら1764年の改修時にこのような珍しい状況になってしまったと考えられているようですね。

責任者のこだわりなのか、技法の腕前をみせたかったのか…

私にはわかりませんが、何とも不思議な見た目になりましたね。

子丑のくり坊

実に面白い

続いて二の門である櫓門をくぐります。

石川門(二の門)櫓門 櫓下
石川門(二の門)櫓門 櫓下

太い柱や梁が櫓をしっかり支えていますね。

見るからに頑丈そうです。

石川門(二の門)櫓門 外側
石川門(二の門)櫓門 外側

そして

櫓門を通り抜けると、そこは三の丸ですね。

河北門や菱櫓、五十間長屋など修復された建物が目に飛び込んできます。

30年前、ここに金沢大学の学舎がズラっと建ち並んでいたのが噓のよう。

現在では菱櫓や五十間長屋などが修復され、国指定史跡・金沢城公園として綺麗に整備されています。

石川門の中を観覧

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓 (昔ここに金沢大学の建物があった)

この日は金沢城公園内でリレーマラソンをやっていました。

この暑いなか一生懸命に走っているランナーを見るとついつい声援を送りたくなります。

とくに着ぐるみや仮装をしているランナーだと声掛けし易いですよね~ (^^)/がんばれぇ

さて

石川門をグルっと外から回りながら見ていると、どうやら石川門の中を観覧できるみたい。

せっかくなので中に入ってみることに。

城内から見た石川門
城内から見た石川門

二層二階建ての『石川櫓』側から中に入れるようになっていました。

子丑のくり坊

出入口の写真を撮っておけば良かったなぁ

石川門内部から見た櫓門
石川門内部から見た櫓門

続櫓の連子窓から先ほど通った櫓門が見えますね。

枡形に侵入してきた敵方をここから弓矢や鉄砲で攻撃するわけですね。

三方から攻撃されたら敵もたまったものではないですね!

石川門続櫓内
石川門続櫓内

上を見上げると太い梁が何本も入っていますね。

続櫓をずーっと歩いて行けます。

こうして歩いてみると結構に長いですね (^_^;)

石川門続櫓内
石川門続櫓内(櫓門側)

櫓門のところで折り返しになります。

石川櫓2階階段
石川櫓2階階段

石川門を入るとすぐにある階段。

石川櫓の2階へ上がる階段ですね。

角度の急な階段なので、上り下りが怖いかも… (>_<)

でも

『立ち入り禁止』になっているので上ることはできませんでした。

石川門出入口から見た城内
石川門出入口から見た城内

さて

次は橋爪門の方に向かって歩いてみましょうかね。

これで《石川門編》は終わりです。

参考文献・資料

『金沢城・兼六園ガイドマップ』 (石川県金沢城・兼六園管理事務所)

小和田哲男 著『人生を豊かにしたい人のための日本の城 』 (マイナビ新書)

子丑のくり坊
子丑のくり坊

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子丑のくり坊
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