
こんにちは
子丑のくり坊です
前回、解体作業前に擦った揉んだがありまして…
直前でバタバタしたものの、予定していた日より1週間遅れの8月8日、ついに家の解体工事が始まることになりました。
ところが!
解体寸前になってお隣さんからある申し出が………。
解体前にお隣から言われたこと



ここでリノベーションする家の状況を少し説明するね
リノベーションするお義母さんの家の片側は、お隣の土地ギリギリに接して建っているわけ。
だから、改築作業で足場を設置するときは、お隣の土地に設置させてもらうしかないのよ。


当然だけど、お義母さんは事前にお隣さんにそういう話をして、足場のお願いもしているんだよね。
それに
ハウスメーカーも作業前に挨拶にいくんだよ。



で、ここからが今回の本題です
お隣さんが言うには
「土用の期間に足場を組んで欲しくないから、足場は8月8日以降にしてもらいたい」
ということでした。
つまり、8月7日以前は土用の期間だから前もって足場を組まないで欲しいということですね。
でも、無知な私は何を言われているのか意味もわからず…
土用と聞いて思い出すことといえば土用の丑の日に鰻を食べることくらいで、土用とはいったい何なのかも知らず、そもそも足場とどんな関係があるというのか?


もしかして、みんな知ってることのかな?



とにかく土用について調べなくっちゃ!
土用とは
土用は五行思想(五行説)に由来する暦の雑節で、立夏・立秋・立冬・立春の直前の約18日間のことをいうのだそう。
古代中国での思想
万物は火・水・木・金・土の元素からなり、お互いに影響を及ぼし合って万物が変化・循環するという考え。
火―夏の象徴
水―冬の象徴
木―春の象徴
金―秋の象徴
土―土用(季節の変わり目)の象徴。
立夏・立秋・立冬・立春の直前の18日間
年4回の土用期間とは?
夏土用(7月下旬~8月上旬)…2022年は7月20日~8月6日
『う』のつくものや『黒いもの』を食べると良いとされる。
鰻、梅干し、うどん、黒豆
秋土用(10月下旬~11月上旬)…2022年は10月20日~11月6日
『た』のつくものや『青いもの』を食べると良いとされる。
玉ねぎ、大根、鯛、さんま
冬土用(1月下旬~2月上旬)
『ひ』のつくものや『赤いもの』を食べると良いとされる。
ヒラメ、干物(?)、日替わり定食(?)、トマト



『ひ』のつく食べ物…浮かばねー( ̄▽ ̄;)
春土用(4月下旬~5月上旬)
『い』のつくものや『白いもの』を食べると良いとされる。
イクラ、いわし、イカ、豆腐
土用期間にやってはいけないことはナニ?


古来、土用期間とは『土の神様が支配する期間』と考えられていたので、土を動かしてはいけないんだって!
あと、季節の変わり目は『新しいこと』を避けて静かにしていた方が良いのだそう。
土用期間でやってはいけないこと(例)
《土動かし》
- 草刈り
- 井戸掘り
- 造園
- 地鎮祭
- 建築の基礎工事
- 増改築
《新たに始めること・移動》
- 就職
- 開業
- 結婚
- 新居購入
- 引越し



何にもできんなー…
やれることと言ったら…



寝ることだけやな!
土用期間には救済日がある⁉
しかし!
年に4回も土用期間があると、さすがに新しことが何もできなくて困るので、『間日』と呼ばれる救済日(?)があるようです。
その日は土の神様が天に行くので土を動かしてもいいのだそう。
夏土用の間日…卯の日、辰の日、申の日
2022年夏の間日は7月25日、7月26日、7月30日、8月6日
秋土用の間日…未の日、酉の日、亥の日
2022年秋の間日は10月21日、10月23日、10月25日、11月2日、11月4日、11月6日
冬土用の間日…寅の日、卯の日、巳の日
春土用の間日…巳の日、丑の日、酉の日



あれ⁉
8月6日も8月7日も足場組んでもいいんじゃないかぁー👆
ま、いいんだけどね。
さいごに



いい勉強になりました!
風習を大切にされている方や、験を担ぎたい方は参考にされてみてはいかがでしょうか。
私は50年間ずっと気にせずというか、知らずに生きてきたので今後も気にしないです(^^)/


お付き合いいただき、ありがとうございました!