嬉しいニュースがありました。
富山県高岡市伏木古国府にある『浄土真宗 雲龍山 勝興寺』の『本堂(1795年建立)』と『大広間(慶安年間頃建立)・式台(元禄頃建立)』が国宝に指定されるというのです。
勝興寺は浄土真宗本願寺派の寺院で、これまで境内には12棟の重要文化財がありましたが、そのうちの上記2棟が今回国宝に格上げされるようです。
1471年、越中での布教拠点として現・南砺市福光土山に本願寺8世蓮如上人が建立した土山御坊が起源。
1517年に順徳上皇勅願所『殊勝請願 興行寺』を再興相続して寺号を勝興寺とする。
戦国期になると越中一向一揆の中心勢力として戦国大名や本願寺、公家との関係を深めていくようになる。
1585年に現・高岡市伏木古国府に移り、江戸期に入ると加賀藩前田家と関係を深め、支援を受ける。
1998年から2021年にかけて総事業費約70億円をかけ『平成の大修理』が行われる。
2022年、平成の大修理での知見から国宝指定へ
高岡市には加賀藩初代藩主(加賀前田家2代)前田利長の菩提寺として加賀藩第2代藩主(加賀前田家3代)前田利常によって建立された『曹洞宗 高岡山 瑞龍寺』が25年前(1997年)に国宝となっており、今回が2件目となります。
2つの国宝建築がある市は北陸初だそうで、これから伏木・高岡市・富山県が活性化していくことを願いたいですね。
何十年も昔、小学生だった私はよくこの勝興寺の境内を通り道にしていました。
今では文化協力金という入場料?がいるようですが、当時は境内を自由に行き来できましたから。
文化協力金
一般 団体
大人 500円 400円
中高生 200円 150円
小学生 100円 70円
私が県外にいる時に大修理が始められ、今ではずいぶんとキレイになったようですね。
近々、久しぶりにというか、数十年ぶりに勝興寺を訪ねてみようと思います。
そういえば、『勝興寺の七不思議』というのもありましたね。
- 実ならずの銀杏
- 天から降った石
- 水の枯れない池
- 屋根を支える猿
- 魔よけの柱
- 雲龍の硯
- 三葉の松
境内には天から降った石(大きな隕石?)が置いてあって、地面に落ちている小石でその石を叩くとカンカンといった金属音がします。
子どもの頃はしょっちゅう叩いてましたね(^_^;)
もちろん
七不思議にはそれぞれに伝承や、云われがありますよ。
なかには、謎が解明されたものもあるようですが…
ここでは七不思議の説明を割愛させて頂きますが、もし勝興寺に来る機会がありましたら、ぜひ七不思議を探してみて下さい(^^)
全国のみなさーん、よかったら富山県に遊びにきてね~(^^)/

お付き合いいただき、ありがとうございました!