水道料金が上がった⁉
10月初旬のこと。
お昼の休憩時間にLINEを見みると、妻から『水道料金が27,000円を超えていた』と入っていた。
8,000円増だという。
(妻の)実家のリノベーションのため8月からお義母さんがわが家で仮住まいしているんだけど、1人増えて8,000円UPか…と、その時はぼんやりとそう思うだけだった。
どこで増えるんだろう?
トイレの水は増えるよね、1人分。
微々たるものだけど。
お義母さんはいつもスポーツジムでシャワーするから家でお風呂は滅多に入らない。
キッチンだって1人分の料理が増えたからって水を使う量なんて大したことないと思う。
あとは洗面所と洗濯だけど…
それも大したことないと思うけどなぁ…
トータルするとそんなものなのかな?
それから
15時の休憩時間に妻から電話がかかる。
水道局から漏水の可能性があるとのお知らせがポストに入っていたということだった。

お知らせの用紙に水道局指定の水道業者一覧が記載されているけど、どこに連絡すればいい?
現時点で一覧を見ることのできない私に聞かれてもねー (^_^;)
まぁ、一覧を見たとしても水道業者の知り合いがいるわけではないからテキトーに選ぶことになるんだけど。



どこがいいのかわからないから、うちに近い業者でいいんじゃないかな?
早く来てもらうためにも近場の方がいいものね。
そして
その日、私は残業。
17時の休憩時間に再び妻からのLINEが届いている。
妻『1軒目に連絡した会社、潰れてた』



なんだそれ?
妻『かなりのトラブル。3軒に断られた』



なんで?どうして?
それだけじゃ状況がわからないよー!
水道業者にも手に負えないことになっているのか⁈
と、すっげぇー不安になる。
なるよね?そんな書き方されてたら。
だから
すぐに妻に電話して聞いてみることにしたんだけど…



今、どう話していいのかわからないから帰って来たら話す
というではないか…



余計気になるわー!
どうやら水道業者の件は、私たちが現在リノベーションを依頼しているハウスメーカーの担当(以下『担当』と呼ぶ)に連絡してお任せすることになったらしい。
それに



今、担当からの連絡待ちだから、長く電話していられない
と、早く電話を切りたそうだったので早々に切り上げる。
結局、水道のことが気になって残業もそこそこに帰宅することにしました。
帰宅してから事情を聞いてみると…
なかなか大変だったようで、妻はぐったりしていました。
漏水事情の顛末
3軒の水道業者に断られたというのは…
どうやら
どこの水道業者も忙しくて来てもらうのに1週間くらいかかるということだったらしい。
なので
「他をあたってもらった方がいいと思います」という返答だったということだ。



配管屋さんは忙しいんだねぇ
3軒の水道業者に断られ、ワラにもすがる思いで妻は担当にお願いしてみることに。
すると
運よく?わが家の近くまで来ていた担当が、わざわざ家に寄ってくれたらしい。
担当は、水道の状況をひと通り確認した後、来てくれる業者さんがいるか聞いてくれるという。



担当さんありがとう!
打ち合わせで文句ばかりいってゴメンね!
どうやら、わが家の『水道メーター』と『止水栓(水道を止めるバルブ)』の取り付け位置が通常と異なり、逆に取り付けされているようなのです。
理由はわからないけど… (^_^;)
普通は
止水栓 ⇒ メーター ⇒ 家庭内水廻り配管
という順番になるはずなのに…
わが家は
メーター ⇒ 止水栓 ⇒ 家庭内水廻り配管
と、なっているわけです。
漏水箇所を確認してみる
漏水確認の結果
1.家庭内の水栓を全て閉めるが、メーターのパイロットは回転している。


どこかで漏水している。
2. 止水栓を閉めると家庭内水廻りの水は止まるが、メーターのパイロットは回転している。
メーターと止水栓の間で水漏れが起きている可能性がある。
3.止水栓からの水の吹き出しや水漏れは発見できなかった。
4.水たまりも見当たらなかった。
5.水漏れは確認できなかったけれど、止水栓の方からシューシューという音がするが、何かは不明。
止水栓自体か、止水栓からメーターの間、またはその近辺の配管が怪しい。
以前、同じ止水栓での漏水で減免申請できましたけど?
水道局に問い合わせたところ、今回の漏水の状況では水道料金の減免対象にならないという。
つまり
漏水した分の料金と修理費を全額負担しないといけないということです。



えぇー!なんでぇー?
※ここでの内容は、あくまで私が属している地方自治体での話です。
じつは6年ほど前にも同じ止水栓から水道水が吹き出していたことがあって、その時は減額になったのです。
ですから水道局の職員さんに…



以前、今回と同じ止水栓から漏水したことがあって、その時は減額してもらえたんですけど…
すると



前回の件は『特例扱い』になっていますね



では、今回も特例でお願いします!



申し訳ありません
前回だけの特例なので今回はできないです



えぇぇー…
特例扱いになっていたとは知りませんでした。
そもそもなんで前回は『特例扱い』になったんだろうか?
私たちに特別扱いされるような『力』はありませんけど… (^_^;)??
漏水による減免の条件とは?
漏水による水道料金の支払いと、漏水による減免申請の条件はどうなっているのでしょうか?
水道料金の支払いについて(原則)
- 水漏れした場合であっても漏水分の水道料金は原則として水道の使用者が支払う必要がある。
- 止水栓、メーターボックス、給水管、蛇口は個人の所有物であり、給水システムの管理や修繕する責任は使用者にある。
ということです。
ただし
漏水による減免対象の条件
- 目に見えない場所(地面の下、壁の中などにある給水管)の漏水に関しては、しっかり管理していても発見しにくいので減免の対象になる。
- 申請書を提出して審査に通る必要がある。
といった漏水の状況によっては申請書を提出し、審査によっては水道料金の減額が可能だそうです。
ただ
今回の場合は止水栓やメーター付近の配管が怪しいということで目に見える箇所の不具合なので減免対象にならないということでした。
担当が業者さんを手配してくれて、明日見に来てくれることになった。
とりあえず、ひと安心。
の、はずだったのだが…
水道局員が自信満々に搔きまわす
しばらくして、若い水道局員(以下『職員くん』と呼ぶ)が家に訪ねてきたという。
この職員くんの出現により、ここからイッキにおかしなことになるのです。
そして
このあと妻の怒りが大爆発することに… (^_^;)おー、コワッ!
うちの水道メーターなどを確認した職員くん。



うち(水道局)で修理します



明日、ハウスメーカー経由で業者に来てもらえることになっているので!



業者に来てもらわなくても、うちで全て修理できます!



えー、本当に大丈夫?



うちは水道局です
水道のプロですから、任せて下さい!



本当に業者を断ってもいいのね?



はい、大丈夫です!



じゃあ、断るからね!



はい、断ってもらって大丈夫です!
と、いったやり取りがあったそうです。
担当に連絡し無理をいって頼んでもらった業者さんをキャンセルしてもらうことに。
担当と業者さんには申し訳ないことをしました。
が、しかし!
この話はこれで終わりませんでした。
さらに事態が悪化し始めます!
業者さんをキャンセルしてからしばらくして…
先ほどの職員くんから連絡がきたというのです。



うちでできるのは止水栓の交換だけでした…
止水栓が原因でない場合は修理できないです
すみません…



はぁぁ⁉
今さら何いってるの!
あなたが業者を断ってもいいっていうから断ったんでしょうが!
何度も念を押して聞いたよね?



すみません…
そして
謝罪をしにわが家へ職員くんが再び来たそうです。



申し訳ありませんでした
漏水分の料金は減免になるので…



水道局に問い合わせたら「目に見える場所は減免にならない」って言われたよ!



いいえ!減免になります!
職員くんを信じられない妻は、その場で上司に確認するように言いました。
すると



すみません
できないそうです…
勉強不足なのか何なのか…
自信を持って発言することは良いことだと思うが…
自信満々に間違ったことを2度も言われて、妻は大変ご立腹になったわけです。
担当にはお断りの連絡をしてしまっているので、もう1度お願いするなんてできない。
妻は「今から業者をそちらで手配するように」と職員くんに言い、職員くんは「すみません、もう勤務時間が終わるので」と答える。
当然、妻は大噴火!
職員くんは妻に、先ほど断った業者の連絡先を教えて欲しいという。
業者の連絡先なんてわからない。
だって
担当に頼んだんだから。
担当の連絡先を教え、そちらで話し合ってもらうことになった。
さいごに《漏水は直ったけど…》
当然のことだが、担当は大変お怒りだったという。
無理言ってお願いしたのを断っておいて、直ぐにまたお願いしなきゃいけないんだものね。
怒るよね。
担当も業者さんも。
水道局と担当の話し合いでは
- 水道局で止水栓を交換し、漏水の状況を担当に報告する。
- 漏水が直らなければ担当が業者にお願いする。
という段取りになったようです。
次の日、午前中に水道局が止水栓を交換しにきたそうです。


水道局が修理をして帰った後、担当が依頼した親切な業者さんがわざわざ状況を確認しに来られたそうです。
どうやら、水道局が担当に連絡を入れていなかったみたい〜 (>_<)


結局、水道局が止水栓の交換だけではなく、止水栓を本来の位置に付け替えし、配管もバッチリにしていったということです。
前日の妻とのゴタゴタは何だったんだろう?
それに
担当と話し合いした段取りは何だったんだ?
担当は水道局に対してお怒りだったそうで…だよね (^_^;)
今回は担当と業者さんに大変ご迷惑をおかけ致しました。
もちろん
私から担当に今回の件を謝罪し、楽しみにしていた蒲鉾を差し上げました。
本来なら水道業者に修理を依頼してすんなり終わる話なんだけど、途中から話が変にこじれてしまいましたね。
人生何が起こるかわかりませんね。


お付き合いいただき、ありがとうございました!